Vol.6 当時むかついたけど今考えると面白い話

・こんにちは、kettotanです。

 

皆さんはどの様な職場で働いていますか?

 

職場って本当にいろんな人がいますよね。

 

今日は過去にあった体験談を話したいと思います。

 

私が以前働いていた巨大工場地帯での話

 

 

 

それはある日の大雨、強風の中の1日

もう、台風といっても過言ではない1日

 

時刻は夜勤勤務帯の夜中3時

 

私は新入り(当時19歳)

仕事が一区切りついていた為、控え室的な場所で

先輩等と休憩をしていた。

 

そこに、ドタドタ!!

「助けてくれ、オデ(俺のこと)の車が!!」

と発しながらドアを開けた今回の主人公

 

主人公はこの日を境に会社を休むようになり、

結果的に会社を後にするようになった。

 

まだ新入りだった私は主人公の事をよく知らなかった。

だが、若いながらに主人公のことがなんとなくだがわかった。

 

40歳後半くらい?

喋り方が他の人と明らかに違うな

少し障害があるのかな?

 

 

聞かないが、そう思った。

 

「どうした??」と先輩が尋ねる

主人公は「オ、オ、オデの車が・・・」

 

風で流され線路にハマったらしいw

(巨大工場地帯には重量物を運搬する為機関車が通る線路が張り巡っている)

 

いきさつからすると、

主人公の車はかなり古いMT車(ミッション)

普通は、パーキングに入れサイドブレーキを引き

エンジンを切る。

主人公はなんとニュートラルのまま

サイドブレーキを引かずエンジンを切った!!!!

 

いつもの癖らしい。

 

ようは地上に4つタイヤがついた

物が存在している状態、ブレーキもクソもないので

押せば動く

 

そう、その日は強風、大雨の1日

風で流され車が動いたのだ

 

その報告を受けた私達班員一同は

車の現場へ移動

とりあえず主人公を車へ乗せ

アクセルを踏ませ前進させるが

タイヤが空転して進まない

 

もう押すしかない!!

主人公を車に乗せアクセルを踏ませたまま

私達数人で雨風に打たれながら全力で車を押す!!夜中3時

全員の力を合わせ車が線路から脱出した!!

「やった!!」そう思った瞬間

 

車に乗っていた主人公はその勢いのまま家へと帰っていった。

 

夜勤は朝7時までが勤務時間

でも主人公は帰宅した。

 

主人公が後日こっぴどく怒られ

辞める理由になったのは言うまでもない。